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日本人技術者が開発した高精度スイッチ物語 〜第2話〜←ブログ記事タイトル

Made in JAPAN にこだわりを!
〜精密位置決めスイッチの自社開発までの軌跡〜


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前回は、メトロールの高精度スイッチの《原点》にある『信号付ダイヤルゲージ』のお話をしました。

その名も『MT-パルサー』
[M]はメトロールのM 、[T]はトヨタ自動車のT。

そう、両社の共同開発により誕生した製品です。

じつは、当初『信号付ダイヤルゲージ』に内蔵したスイッチには、ドイツ製のスイッチを採用していましたが、そのスイッチは絶縁体に"サファイヤ"を使っていたため非常に高価でした。

ところが「100万回の動作に対し1ミクロン以内の繰返し精度を出す」というトヨタ側の厳しい要求に応えるべく、社内でテストを繰り返すうちに、内部のスイッチの強度に問題があることが明るみに出てきたのです。

どうやら、問題は"サファイヤ"の耐久性にあるらしい。

しかし、当時採用していたドイツ製のスイッチは、サファイヤを使わずには絶縁ができない構造になっていたため、このスイッチ自体を自社で開発するより他に道がありませんでした。

さらに当時のトヨタ自動車は、ものづくりのメンタリティと品質へのこだわりから「純国産」への強いこだわりがありました。
生産ラインの部品ひとつまで、Made in JAPAN で製造したかったのです。

トヨタの要求に応えようと、試行錯誤を繰り返して懸命に開発したスイッチ・・・
それこそが現在の『高精度MT-タッチスイッチ』の原型だったのです。

絶縁体に"サファイヤ"を使用しない独自構造の開発に成功したのは、今から33年前、1977年のことでした。


▲33年前に創られた精密位置決めスイッチ第1号


遂に完成!! 『高精度MT-タッチスイッチ』


この『高精度MT-タッチスイッチ』は、後にメトロールの主力商品となりましたが、メトロールは当初から「精密位置決めスイッチの開発」が目的で設立されたのではなく、クライアントの要望に何とか応えようとしているうちに、いつしか「精密位置決めスイッチ屋」になっていた、というところに不思議なおもしろみがあります。

ご存じのように、自動車の生産ラインはスイッチにとっても苛酷な環境です。

油や洗浄液などによる影響はないか、
クーラントや切粉が飛び散る環境下での使用に耐えられるか、
機械の振動による影響を受けないか・・・など、

開発にあたっては、様々な問題をクリアする必要がありました。

ひとつひとつの課題に対し、メトロールは真摯に向き合いました。

油性、水溶性のクーラントに対応するために「特殊ゴム」を採用。
軸と軸受の隙間がキツすぎると耐久性がでず、ユルすぎると精度がでない…
さらに、0.5μmの繰返し精度を300万回保証するために、接点には「金合金」を使用するなど、
苛酷な環境下での使用にも耐えられるよう試行錯誤で開発を重ねていきました。

そして、このスイッチが『信号付ダイヤルゲージ』に内臓されることで、「高精度の検出」と「過酷な環境に耐えられる強度」の両立を実現できたのです!!


▲高精度MT-タッチスイッチ

課題をひとつずつ解決していく道のりにこそ、ものづくりの楽しさがある。

そして、それは決して安易な「ものマネ」からは生まれないというメトロールの精神が、しだいに確立されつつあるように見えました。

《つづく》

◎この『MT-タッチスイッチ』は、やがて思わぬ用途に使われていくことになります。
果たしてその先にはどんな道が待っていたのか・・・次号をお楽しみに!



 
 
 
 
 
 

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