メイン

高精度スイッチ物語 アーカイブ

日本人技術者が開発した高精度スイッチ物語 〜第8話〜←ブログ記事タイトル


<<前回はコチラ


機械要素部品であるストッパーボルトに、スイッチを内蔵してしまおうという、画期的なアイデアから誕生した『スイッチ付きストッパボルト』。

しかし『世の中に無い製品』を販売するのは、想像以上に大変なもの…

これまでのメトロールは、お客様の悩みを解決すべく、一品一様の製品開発に力を入れてきた一方で、広範囲に渡ってPR活動をしなければならない
"汎用製品" の販売力には、いささか自信がありませんでした。

そんな折、ひょっこり中途入社してきたのが、現在二代目の社長を務める松橋。
松橋は大学卒業後、20年にわたり食品業界という全くの異業種にいた経歴の持ち主でした。

だからこそ、業界の常識に囚われない発想で、この『スイッチ付きストッパボルト』を世の中に認知させることができたのかもしれません。

松橋はエンジニアの視点に立ち、採用にあたりこの製品の "どこ" に関心を示すのか、コンセプトを考え抜きました。

そして辿り着いた答えが
『製品強度』だったのです。

従来、スイッチやセンサーを守るために取付ける「ストッパーボルト」ですが、『スイッチ付きストッパボルト』を採用してもらうにあたり、製品の強度を誰もが懸念するのでは!?と考えたのです。

もちろん、試験段階での製品強度はお墨付きでしたが、それをエンジニアの方々にどう伝えたらいいのか・・・

目の前には大きな壁が立ちはだかったように見えました。



続きを読む続きはこちら

日本人技術者が開発した高精度スイッチ物語 〜第7話〜←ブログ記事タイトル

小さいけれど1台2役!! "伝説のスイッチ" ついに誕生!?


<<前回はコチラ

NC旋盤用ツールセッタ』や『CS-タッチスイッチ』など、
ローコストでシンプルに使えるメトロールのスイッチは、しだいに業界内の評判を呼んでいきましたが、
そんな中、"伝説のスイッチ" とも呼べる新製品が誕生します。

その名は『スイッチ付きストッパボルト』。
機械要素部品のストッパーボルトに、スイッチを内蔵してしまおうという、
画期的なアイデアから誕生したスイッチです。

従来、リミットスイッチやマイクロスイッチを使って、前進端・後進端の確認をするには、どうしても
『ストッパ』『ドグ』などの機械要素部品が必要でした。

スイッチは、それを保護するための部品とセットで使うのが当時の常識だったのです。


しかし、その「常識」に挑戦したくなるのが "技術者魂"というもの。

『消しゴム付きの鉛筆があるなら、
 ストッパ付きのスイッチがあってもいいじゃないか!』


・・・と考えたかどうかは定かではありませんが (笑)

メトロールのエンジニアたちは、なんとかストッパーボルトの中にスイッチを内蔵できないものかと、
あれこれと発想を拡げていったのでした。

スイッチ付きストッパボルト』は、こうしたエンジニアの "チャレンジ精神" から生まれた製品なのです。


続きを読む続きはこちら

日本人技術者が開発した高精度スイッチ物語 〜第6話〜←ブログ記事タイトル

デンソーから持ち込まれた相談が新製品開発のきっかけに


<<前回はコチラ

わが国の工作機械業界で、1980年頃から始まったNC旋盤の量産と共に、
当社の「NC旋盤用ツールセッタ」の売上げも順調に伸びていきました。

しかし、それも4~5年のうちには落ちつきをみせ、
「そろそろ次の新製品を…」と考えていた矢先、かねてから取引のあったデンソー株式会社から、とある相談が持ち込まれます。

その頃デンソー社では、ワークの識別に「小さく開けた識別用穴」のパターンを、光センサーや、その他のセンサーで読み取らせる方法はどうか…
と考えていたようです。

しかし、その方法では外部環境の変化による、光の当たり方のちょっとしたズレなどが起こり、なかなか思ったような精度が出ない上、調整が大変。
しかも、それなりに費用もかかることが判明してしまいました!

そこで、当社の「MT-タッチスイッチ」に目が留まったようなのです。

「これ、もっとスリムになりませんかね?
そうすれば、5mm間隔で開けている 識別用の穴にもピッタリくるんですが・・・」


デンソーの技術者たちは、機械式のスイッチを識別用の穴の数だけ横に並べ、
「穴の有無」を正確に読み取る方法を模索していたのでした。



続きを読む続きはこちら

日本人技術者が開発した高精度スイッチ物語 〜第5話〜←ブログ記事タイトル

NC旋盤とともに一気に普及した「ツールセッタ」の次なる危機


<<前回はコチラ

1980年当時、
旋盤による精密加工技術はヨーロッパに大きく差をつけられていましたが、
日本人の「いい!となったら取り入れる素早さ」は類稀なる才能のようで、
ひとたび「NC制御の旋盤が便利だ」となれば、
それこそあっと言う間に、NC旋盤を開発し、ラインナップを充実。
シェアを拡大していったのです。

対してヨーロッパの技術者たちは、職人色が濃く、NC旋盤には消極的。
しかし、何人も時代の移り変わりには逆らえませんでした。

産業界の構造変化の波をうまくつかんだ日本の工作機械業界は、
ここから一気に伸びていくことになったのです。


メトロールの「NC旋盤用ツールセッタ」も、その波に乗って海を渡っていきました。 そんな矢先、思いもよらぬ事件が起こります。

現会長で創業者でもある松橋が、工作機械の国際見本市で
"ある製品" を見つけたのです。

▲CNC旋盤用ツールセッタ

続きを読む続きはこちら

日本人技術者が開発した高精度スイッチ物語 〜第4話〜←ブログ記事タイトル

NC旋盤に標準採用決定!
『CNC旋盤用ツールセッタ』がメトロールを救う。


<<前回はコチラ

得てして、世の中"いいもの"が売れるとは限りません。

メトロールのオリジナル製品第一号『高精度MT-タッチスイッチ』が完成した頃、会社が存亡の危機に見舞われたことは前回お話しましたが、
そんな中、取引先から持ち込まれたある相談から、状況が一転!

『旋盤でのバイトの交換に手間取って困ってるんです…』

このひとつの相談が「精密位置決めスイッチ」の未来を変えました。

世はバブル景気に沸く1983年、日本のものづくりも破竹の勢い。
旋盤の刃具交換による時間ロスは、ある意味死活問題だったのです。

24時間生産体制の現場では、夜中に刃先が折れたことに気づかず、大量の不良品を出してしまったり、自動化とは名ばかりで、刃物の交換の都度、為し削りで刃具の位置を再調整したり、、、

自動化とは名ばかりで、刃物の交換・位置調整に時間を取られ、
機械稼働時間があがらず、どの工作機械メーカーでも悩みが絶えなかったわけですが、
CNC旋盤用ツールセッタ」の誕生で、機械の稼働時間の向上と生産性が大幅に改善することができたのです。

そしてまもなく、日立精機株式会社(現・株式会社森精機製作所)のNC旋盤に、このツールセッタの "標準採用" が決まったのです!


▲CNC旋盤用ツールセッタ

続きを読む続きはこちら

日本人技術者が開発した高精度スイッチ物語 〜第3話〜←ブログ記事タイトル

メトロール存亡の危機!?
苦戦中に舞い込んだ "とある" 相談


<<前回はコチラ

前回の精密位置決めスイッチ第一号『高精度MT-タッチスイッチ』は、
"ものマネ" をしない技術者魂と、
"Made in JAPAN" への強いこだわりから誕生した自信作でしたが、
「どこに売り込めばいいのか?」と模索する時期が続きました。

これまで、一品一様の製品開発を行っていたので、
自社ブランドの「既製品を売る」というスタイルに馴染めなかったのです。

そうこうしているうちに、会社の業績は右肩下がり…。
当時、技術者であった松橋(現 会長)は「優秀な会社に会社そのものを買ってもらえないか」と本気で考えたといいます。

そんな中、取引先からある相談が持ち込まれました。

『旋盤でのバイトの交換に手間取って困っています!』

当時、旋盤のバイトを交換するためには、
熟練した技術者が刃先の位置決めをする必要があったため、
その手間が問題視されていました。

困っている人がいるなら、何としても助けたいと思うのが技術者魂。
「メトロールの持てる技術で、この難題に立ち向かっていこう!」
こうして、新たな製品開発が始まりました。


▲旋盤による金属加工、バイトの交換の手間が問題に。


続きを読む続きはこちら

日本人技術者が開発した高精度スイッチ物語 〜第2話〜←ブログ記事タイトル

Made in JAPAN にこだわりを!
〜精密位置決めスイッチの自社開発までの軌跡〜


<<前回はコチラ

前回は、メトロールの高精度スイッチの《原点》にある『信号付ダイヤルゲージ』のお話をしました。

その名も『MT-パルサー』
[M]はメトロールのM 、[T]はトヨタ自動車のT。

そう、両社の共同開発により誕生した製品です。

じつは、当初『信号付ダイヤルゲージ』に内蔵したスイッチには、ドイツ製のスイッチを採用していましたが、そのスイッチは絶縁体に"サファイヤ"を使っていたため非常に高価でした。

ところが「100万回の動作に対し1ミクロン以内の繰返し精度を出す」というトヨタ側の厳しい要求に応えるべく、社内でテストを繰り返すうちに、内部のスイッチの強度に問題があることが明るみに出てきたのです。

どうやら、問題は"サファイヤ"の耐久性にあるらしい。

しかし、当時採用していたドイツ製のスイッチは、サファイヤを使わずには絶縁ができない構造になっていたため、このスイッチ自体を自社で開発するより他に道がありませんでした。

さらに当時のトヨタ自動車は、ものづくりのメンタリティと品質へのこだわりから「純国産」への強いこだわりがありました。
生産ラインの部品ひとつまで、Made in JAPAN で製造したかったのです。

トヨタの要求に応えようと、試行錯誤を繰り返して懸命に開発したスイッチ・・・
それこそが現在の『高精度MT-タッチスイッチ』の原型だったのです。

絶縁体に"サファイヤ"を使用しない独自構造の開発に成功したのは、今から33年前、1977年のことでした。


▲33年前に創られた精密位置決めスイッチ第1号


続きを読む続きはこちら

日本人技術者が開発した高精度スイッチ物語 〜第1話〜←ブログ記事タイトル

メトロールの高精度スイッチの《原点》にあるもの


今では100種類以上のスイッチのラインナップを誇り、世界64ヵ国1200企業と取引のあるメトロールですが、「高精度スイッチ」の開発の歴史を振り返るうえで、どうしても語らずにはおけない物語があります。

『その製品』が作られたのは、1977年(昭和52年)。
メトロールの創業が1976年(昭和51年)ですから、 創業わずか一年目の出来事ということになりますか。

メトロールがもしこの製品をつくることにならなければ、今では世界中で使われているメトロールの「高精度スイッチ」も、誕生することはなかったのかもしれません…。

『その製品』こそが、メトロールが「機械屋」の意地と情熱をかけてこの世に生み出した信号付ダイヤルゲージ『MT-パルサー』です。

それは、悪環境に強く耐久性に優れた画期的な「信号付ダイヤルゲージ」でしたが、じつはこの製品、誰もがよく知っている "ある大手企業" との共同開発で生まれたものなんです。

その "大手企業" とは?

それは製品の名称『MT-パルサー』から紐解くことができます。

《M》は、メトロールのM 。
《T》は…そう、トヨタ自動車のTなのです!



▲信号付ダイヤルゲージ『MT-パルサー』


続きを読む続きはこちら

1
 
 
 
 
 
 

技術お問い合わせ窓口

経験豊かなスイッチ開発設計者が直接ご相談に応じます。

ポンチ絵を書いてFAXしていただいてもかまいません。

FAXシートをダウンロードFAXシートへ

非該当証明の依頼はコチラ