タイヤ金型と治具の10μmのスキマを、安定して検出

金型業界

大手自動車タイヤメーカー向けに、タイヤ金型を製造している金型メーカー様です。
生産技術のご担当者様より、切削加工中の、治具と金型の「密着確認」についてご相談いただきました。

お客様の課題

CNC横型マシニングセンタで、タイヤ金型の切削加工をされていましたが、
金型のクランプミスによる加工不良でお困りでした。

タイヤ金型を治具にクランプする際、金型と治具底面との間に、ドライ加工による「切粉」を挟み込んでしまい、金型が浮き上がってしまうのが原因です。
10μmの僅かなスキマでも、加工精度に大きく影響してしまいます。
特に、タイヤ用金型は非常に高価で、加工不良は許されません。

「治具」と「金型」の10μmのスキマを、安定して検出できるセンサをお探しのところ、
金型プレスの加工技術展『インターモールド』で、当社のセンサをお知りになり、お問い合わせいただきました。

課題のポイント

「治具」と「金型」の10μmの僅かなスキマを、検出したい。

メトロールのご提案

高い精度が求められる金型の切削加工おいて、切粉や異物の挟み込みによる「金型」と「治具」のスキマは、僅か10μmでさえ、加工不良の原因となり、大きな損失に繋がります。

メトロールの「エアマイクロセンサ ショートレンジタイプ」は、ドライ加工の切粉による10μmの僅かなスキマも、±0.5μmの繰返し精度で安定検出。
「金型」と「治具」の着座確認で、切粉による加工不良を未然に防止し、タイヤ金型の超精密加工が実現します。

また、IP67の保護構造で悪環境に強く、切粉やクーラントが飛び散る横型マシニングセンタの機内にも設置が可能です。

採用結果

切粉による10μmのスキマを安定検出し、加工不良を防止。

担当者のコメント

CNC工作機械本来の高い加工精度を発揮するには、「ワーク」と「治具」の精密着座確認が不可欠です。
今回ご提案した「エア式精密着座センサ」は、高い精度が求められる自動車業界でも多数の採用実績があり、エンジン加工時の「着座確認」や、足回り部品プレス時の「密着確認」等、ワークの浮き上がりを原因とする加工不良の防止に最適です。

切粉による「ワーク」と「治具」のスキマでお困りのお客様は、お気軽に、メトロールまでご相談ください。
地域によっては、当社営業担当が直接お伺いし、実機によるデモ実演も可能です。

本事例でご紹介した製品はこちら

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