高額なレーザーセンサ、本当に必要ですか?高精度位置決めをもっと低コストに

目次
こんなお悩みはございませんか?
・レーザーセンサが高額、オーバースペックに感じる
・コストは抑えたいが、精度は下げたくない
・切粉・クーラントがある環境でも安定して検出したい
現場の切実な課題とコストのジレンマ
たとえば、設備で必要なのが「ワークが決められた位置に来たことを確認するON/OFF信号だけ」というケース。
この用途に、距離や変位量まで測定できるセンサを使用すると、必要以上の機能にコストをかけている可能性があります。
重要なのは「高精度だからレーザー」と決めるのではなく、「何を、どの精度で検出したいのか」から選び直すことです。
レーザーセンサと接触式スイッチの比較
レーザーセンサと接触式スイッチには、それぞれ得意な用途があります。
非接触で距離・変位を測定するならレーザーセンサ。一方、原点出し、位置決め、着座確認など、決められた位置を高精度にON/OFF検出するなら接触式も有力な選択肢です。

主要スペック比較表
| 比較項目 | レーザー変位センサ | メトロール MTシリーズ |
|---|---|---|
| 検出方式 | 非接触 | 接触式 |
| 主な用途 | 距離・変位測定など | 位置決め・原点出し |
| 繰返し精度 | 数µm~数十µm | 0.5μm~10μm |
| 数値測定 | 可能な機種あり | 不可 |
| アンプ | 機種によってアンプ・コントローラが必要 | 不要 |
| 保護構造 | IP67 | IP67 |
| 反射率の影響 | 考慮が必要 | なし |
| 接触 | なし | あり |
| 切粉・クーラント | クーラントや切粉が飛散する悪環境には不向き | クーラントや切粉が飛散する悪環境でも使用可 |
| 設置スペース | 20×40mmクラスの箱型が一般的 | φ8mm~のスリム設計 |
| 設置性 | 光路・測定距離を含めたスペースが必要 | 狭い場所にも組み込みやすい |
| 価格 | 3万~15万程度 | 10,170円~ |
環境耐性と誤検出のメカニズム
光学式センサでは、検出体の反射率や表面状態、水滴などが検出条件に影響する場合があります。
メトロールのタッチスイッチは、測定子を対象物に直接接触させて位置を検出するため、検出体の反射率による影響を受けません。
MTシリーズはIP67に対応しており、水・油・クーラント・切粉が飛散する環境での精密位置決めを想定しています。
高精度位置決めを低コストで実現するメトロールの提案
「変位量までは必要ない。でも位置決め精度は妥協したくない」
そんな用途にメトロールが提案しているのが、精密位置決め用タッチスイッチです。
メトロールの精密位置決めスイッチの強み
代表的なMTシリーズは、アンプ不要で繰返し精度最大0.5μmを実現。IP67にも対応しています。
さらに、メトロールでは200種類以上のタッチスイッチをラインナップしています。
・MTシリーズ:繰返し精度0.5μmの高精度タイプ
・PTシリーズ:M5サイズから選べる超小形タイプ
・CSシリーズ:コンパクト・低価格タイプ
・低接触力スイッチ:傷や変形を避けたいワーク向け
必要な精度、サイズ、接触力、使用環境に合わせて選択できます。


導入用途から見るコストダウン効果
メトロールのタッチスイッチは、半導体検査テーブルの原点出しをはじめ、
・ディスペンサーのノズル高さ検出
・薄い板金の2枚取り防止
・ブレーキパッドの開閉確認
・パルスモーターの駆動原点出し
など、さまざまな位置検出に使用されています。

ポイントは「数値を測定する必要があるか、高精度な位置検出だけでよいか」の切り分けです。
後者であれば、接触式への変更によってセンサ構成をシンプルにし、コストを見直せる可能性があります。
ただし、接触できない対象物、長い測定レンジ、高速な連続変位測定などではレーザーセンサが適しています。
まとめ:最適なセンサ選びで現場の生産性を向上させる
レーザーセンサを低コスト化したい場合、「安価なレーザーを探す」前に「そもそもレーザーが必要か」を確認してみてください。
距離や変位量を非接触で測定するならレーザーセンサ。
一方、原点出しや位置決め、着座確認など、高精度なON/OFF検出が目的ならメトロールのタッチスイッチが選択肢になります。