「ギャップセンサ」からの置き換えで、ワークの僅かな浮き上がりを確実に検出

自動車業界

大手自動車メーカー向けに、エンジン部品を製造している自動車部品メーカー様です。
加工部門のご担当者様より、切削加工中のワークの「浮き上がり」について、ご相談いただきました。

お客様の課題

CNCマシニングセンタでワーク上面から、側面を加工する際、
上からの押さえ治具を外すのですが、ワークが浮き上がってしまい加工不良が多発していました。

「ギャップセンサ」を使用し、ワークの着座を検出していましたが、
繰返し精度が±20μmと低いため、着座不良でもNG信号が出ません。

そのため、側面加工は別の機械で加工をされていましたが、段取り替えの手間でお困りでした。

10μmの僅かな浮き上りを確実に検出できる、精度の高いセンサをお探しのところ、
当社営業の訪問で製品に興味を持っていただきました。

課題のポイント

10μmのワークの浮き上がりを、確実に検出したい。

段取り替え無しで、上面と側面を加工したい。

メトロールのご提案



従来「ギャップセンサ」は、主にワークの『有無検知』に使用されるため、
信号点のバラつきが大きく、安定した『着座確認』ができません。

メトロールの「エアマイクロセンサ <ショートレンジ形>」は、
10μmの僅かな浮き上がりを、±0.5μmの繰返し精度で確実に検出。
機械を自動でストップし、加工不良の発生を未然に防止します。

上面と側面を同じ機械で加工でき、段取り替えが不要。
生産性が大幅に向上します。

採用結果

10μmのワークの浮き上がりを、確実に検出。

段取り替えが不要になり、生産性が大幅に向上。

担当者のコメント

今回ご紹介した「エアマイクロセンサ」は、シャフトとV字型治具や、ロボットアームによるワーク搬送など、 ワークの着座確認に多数採用され、生産性向上に貢献しています。

ワークの浮き上がりによる加工不良にお困りのお客様は、ぜひ一度、お問い合わせください。

本事例でご紹介した製品はこちら

超小形高精度PT-タッチスイッチ

エアマイクロセンサ〈ショートレンジ形〉

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