【品質への取り組み】0.0005㎜ 繰返し精度へのこだわり
メトロールの精密位置決めスイッチの特徴のひとつが、高い繰返し精度です。
当社では、ワークを測定コンタクトへ30回押した際の、動作位置のバラつきからとった、
最大値と最小値の差をレンジ(R)であらわし、これを繰返し精度と呼んでいます。
メトロールの精密位置決めスイッチ「高精度タイプ」は、0.5μmの繰返し精度を発揮します。
10万分の1mmの精度を有する、アジレント社(現 Keysight Technologies)の
レーザー測長機での精度測定の様子。
動作位置のバラつきは、0.5μm未満です。
目次
近接センサとの違い
位置決めに使用される代表的なセンサとして、近接センサがあります。
近接センサは非接触式で、ワークに対し、接触による変形や、打痕などの影響がないという利点がある反面、
悪環境下で金属切粉を誤検知してしまうなど、弱点があります。
また、電子式のため、自己発熱や外部環境(温度、磁界など)の変化により
信号点がバラついたり、取付間隔の狭い箇所では、センサ同士が相互干渉を起こすことがあります。
一方、当社の精密位置決めスイッチは、機械部品だけで構成された、精密機械式。
接触式で、ワークの材質や形状、外部環境の影響を受けにくく、安定検出を可能にします。
アンプや基盤などの電子部品を使用しないので、自己発熱による温度ドリフトや、応差がありません。
全数検査で繰返し精度を保証
精度の高い製品を皆さまの元へお届けするために、
メトロールでは、精密位置決めスイッチ「高精度タイプ」は、全数精度検査を実施。
すべての工程に厳しい目を光らせ、信頼性の高い製品を、日々世界中に供給し続けています。