工作機械のワーク端面の位置出しで加工不良を防止

工作機械業界
オーダーメイドの工作機械を設計・製作されている装置メーカー様です。
製造部門のご担当者様より、自社向け部品を加工する専用機における、ワークの「端面の位置出し」について、ご相談いただきました。
目次
お客様の課題
専用機においてワークを削る際、端面の位置出しを安定して行いたいという課題をお持ちでした。加工前には原点出しを行い、加工後には削り代を測定して、必要に応じて追加工を行うためです。
しかし、工作機械の機内は、クーラントや切粉が飛び散る悪環境です。そのため、一般的な「デジタルゲージ」では誤検知が発生しやすく、安定した計測が困難でした。さらに、「タッチプローブ」の導入も検討されましたが、今回のような1軸(Z軸)の測定にはオーバースペックで、20台以上の機械があり、コスト面でも複数台への導入が難しい状況でした。

課題のポイント
ワークの端面の位置出しを行いたい
工作機械の機内の悪環境で使えるセンサがない
メトロールのご提案
従来、「デジタルゲージ」などの変位センサは、クリーンな生産ラインでの使用を想定していることが多く、工作機械の悪環境下での精密な測定には不向きです。
また、工作機械では「タッチプローブ」もよく使われますが、今回のようなZ軸のみのシンプルな測定用途には、機能・コストの両面で見合いません。そこで採用されているのが、メトロールの「高精度MT-タッチスイッチ」です。
高精度MT-タッチスイッチは、保護等級IP67の精密機械式スイッチです。水・油・クーラント・切粉が飛び散る悪環境下でも、0.5μmの繰返し精度を発揮します。
サーボモーターでスイッチをワークに当て、接触した位置を機械側のスケールで読み取りNCへフィードバックすることで、端面の位置出しを安定して行うことができます。
低コストで導入でき、複数台の専用機への組込みに最適です。

採用結果
ワークの端面を、0.5μmの繰返し精度で検出
保護等級IP67で工作機械機内の悪環境下でも使用できる
担当者のコメント
メトロールのタッチスイッチは、工作機械や自動車製造ラインなど、水・油・クーラント・切粉が飛び散る悪環境下で多数の採用実績があります。特に、CNC工作機械機の刃物の原点出しでは50万台の採用実績があり、世界トップクラスのシェアを誇ります。
また、配線の取り回しが問題となる場合は、ワイヤレス位置決めタッチスイッチ〈RC-P10DX〉もご用意しています。
ワイヤレスのため5軸加工機、パレットチェンジャー、ロータリーテーブルなど、断線リスクの高い場所での搭載も可能です。
1本から購入可能で、最短当日出荷(ミスミVONA)にも対応しているため、すぐに評価いただけます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
本事例でご紹介した製品はこちら
精密位置決めタッチスイッチ〈MT-シリーズ〉
0.5μmの繰返し精度
保護等級IP67で水や油、クーラントの環境でも安定した検出を実現
