測定子カスタマイズが自由、タッチスイッチP10DHシリーズを徹底解説!

本記事ではユーザ自身で安価にカスタマイズ可能な位置決めタッチスイッチ「P10DHシリーズ」をご紹介します。

以下に当てはまる方におすすめですのでぜひご覧ください。

  • オーダーメイドは敷居が高いが、自社仕様にセンサーをカスタマイズしたい
  • 低コストで高精度なセンサを使いたい
  • 最適な測定子を持った位置決めセンサが見つからない

「タッチスイッチってなに?」という方はこちらをご覧ください。

測定子のカスタマイズが自由なP10DHシリーズとは?

「ワークの位置検出をしたいが障害物があり、逃がして測定したい」
「小径の穴に入る測定子がついたスイッチはないか?」
「先端が球になっている測定子のタッチスイッチがほしい」
メトロールには日々さまざまなカスタマイズのご要望やお悩みが寄せられています。


多岐にわたるユーザの課題の中には、カタログ品のタッチスイッチでは対応できないケースもあります。
そこで、別売のコンタクト(測定子)を自由に取り付けることが可能な『P10DHシリーズ』を開発しました。

測定子のカスタマイズが自由なP10DHシリーズとは?
▲P10DHシリーズは好きな形状の測定子の後付けが可能

P10DHシリーズ』の特長は
「先端のコンタクト(測定子)」がついておらず、代わりにM2.5mmのねじ穴が開いている点です。

M2.5mmの測定子であればカスタム自由
▲M2.5mmの測定子であればカスタム自由

上画像のように、スイッチ先端のM2.5mmの穴に好きな測定子を装着すれば、用途に最適化することができます。

測定子自体は安価なため
・装置の試作中に色々な測定子を試したい
・装置の仕様が変わり測定子を変えなければいけなくなった
などのシチュエーションには効果を発揮するでしょう。

他のメリットとして、『P10DHシリーズ』はコストダウンにも貢献します。
測定子が劣化したり破損しても、スイッチ本体ごと買いなおさずに測定子のみを交換することで長期間使用できます。

さらに基本機能として、繰返し精度0.5μm、保護等級IP67の防水機構、300万回以上の接点寿命を持っており、高い耐久性と精度を兼ね備えています。

水や油を使用する機械装置、自動機、ロボット、搬送装置など様々な設備で高精度な位置決めで使用することができます。

測定子とは? 

測定子(=コンタクト)とはタッチスイッチが検出物を検知する際に接触するパーツを指します。
主にダイヤルゲージでなじみのあるパーツです。

測定子の種類は径の大きさ、形状、材質など多種多様。
使用する場所や検出するワークによって使い分けるため、スイッチを選定する際の重要なパーツとなります。

測定子の選び方

測定子は種類が多いため、用途にあったものを選定しましょう。

例えば、
「細い穴の底を検出したい」⇒細長いニードル形状の測定子
「斜め方向からワークを当てたい」⇒R形状の測定子
「真横からスライドさせて検出したい」⇒ボールタイプの測定子
のように選ぶことが通例です。

測定子とは?
▲スイッチによって様々な測定子(=コンタクト)があります。

また、検出対象の形状によって選ぶことも重要です。原則、検出対象と測定子の形状の関係は
検出ワークがR形状⇒平面(フラット)コンタクト
検出ワークが平面形状⇒R形状コンタクト

平面同士、R形状同士で接触させると精度が安定しません。

測定子と検出ワークの当て方
▲測定子と検出ワークの当て方

測定子はどのように調達するの?

P10DHシリーズ』単体には測定子は付属していないため、別に用意する必要があります。

測定子を用意する方法は大きく3つ。

  1. メトロールのカタログから測定子を選ぶ
  2. 市販で販売されている他社製の測定子を購入する
  3. ユーザ自身で測定子を製作する

一つずつ解説します。

調達方法1:メトロールカタログから標準測定子を選ぶ

測定子(=コンタクト)の例
▲測定子(=コンタクト)の例

メトロールがカタログ上で標準品として販売している測定子は12種類。
平面コンタクトや、サイズ違いのボールコンタクト、ニードル(棒状)のコンタクトなど標準的な形状をそろえています。
カタログ[3-19]ページからお選びいただけます。

もちろん、カタログに無くてもメトロールで専用設計、製造することも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

調達方法2:他社製の測定子を購入する

ネット検索で「M2.5 測定子」で検索すると、他社製の測定子がヒットします。
様々な用途に特化した測定子も多く存在するのでこちらから選択することも可能です。

 方法2:他社製の測定子を購入する
▲ネット検索の結果「M2.5 測定子」

調達方法3:測定子をユーザ自身で製作する

目的に合った測定子が見つからない場合は、ユーザ様自身で製作頂くことも可能です。
実際、ユーザ様の中には工作機械で測定子を自社製作して『P10DHシリーズ』をカスタマイズした採用事例が多くあります。

測定子の形状が特殊であったり、公差や品質などを自社でコントロールする必要がある場合はこうしたケースもお勧めです。

ここに注意! 測定子を取り付ける際のポイント

長すぎる測定子、L字の測定子などを使うと、軸受けに負荷がかかり保証精度がでなかったり破損するリスクがあります。
タッチスイッチは一直線上の軸受け(ボールベアリング)によって、測定子が押し込まれオンオフの信号を出力する構造になっています。
この構造を考慮せずに軸受けに負荷がかかるような接触を繰り返すと寿命や精度にも影響するので注意が必要です。

まとめ:測定子カスタマイズ【P10DHシリーズ】の特長

ここまでに解説した『P10DHシリーズ』の特長をまとめると、

  • M2.5mmの測定子を自由にカスタマイズができる
  • 自社設計や他社製の測定子も組み合わせ可能
  • 測定子が劣化しても、測定子のみ交換可能で低コスト実現
  • 繰返し精度±0.5µm、保護等級IP67で油や水のかかる環境でも高精度に使用可能

柔軟に測定子をカスタマイズができるメトロールオリジナルのタッチスイッチ『P10DHシリーズ』。
「測定子のみを交換できる」メリットはコスト面でも多くのユーザ様から好評を得ています。

「コストを抑えて自社設計にあったタッチスイッチを組み込みたい」という設計者の方は是非ご検討ください。

メトロールではお客様専用のタッチスイッチ、センサのカスタマイズや選定もお受けいたします。
少しでも気になった方は、お気軽にお問い合わせください。

タッチスイッチ・測定子の購入フロー

タッチスイッチと測定子の購入フローを解説します。
STEP1:タッチスイッチ本体と測定子を選定する
STEP2:測定子の調達方法を決める
STEP3:仕様決定
STEP4:ご利用の商社経由でメトロールに見積り依頼
STEP5:ご発注

専用設計などのご相談については別途お問合せフォームよりご連絡下さい。

▲タッチスイッチ、測定子の購入フローの例

本記事でご紹介した製品

測定子カスタマイズ【P10DHシリーズ】

測定子カスタマイズ【P10DHシリーズ】

別売の測定子を自由に取り付け可能なタッチスイッチ

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